ペコちゃん誕生に関するまことしやかな噂

赤いリボンのツインテールと大きなどんぐり眼に、斜め上に舌をペロッと出したニンマリ笑顔が可愛いペコちゃん。不二家を象徴するキャラクターとして、知らない日本人はいないほど親しまれている存在です。そんなペコちゃん、実は北海道の八雲町にゆかりがあるという噂をご存知でしょうか。島健が、詳細をお伝えしたいと思います。八雲町の観光協会が発行するパンフレットには、「あすなろ牧場」を経営する一家の娘さんがモデルであると記載しています。ただし、そのあすなろ牧場は今現在実在せず、過去にあったかどうかも定かではないのだそうです。とはいえ、古くから酪農が盛んだった八雲町は、海外への研修にも積極的に人材を送っており、帰国した者たちは文化的にも西洋の影響を受けていました。そんな中、不二家の社員が八雲町の牧場で偶然見かけた当時では珍しいモダンな雰囲気の女の子が、ペコちゃん誕生のきっかけになったというエピソードが残っているのだそうです。ただし、この話が本当なのかどうかは、双方の関係者ともに確証を持っていないとのことです。なので、八雲町ではあくまでも"伝説"として語り継がれています。