五島健太の北海道情報|霧を缶詰にしたお土産品

道民ですらマズいと断言するジンギスカンのキャラメルや堂々とアピールすることがはばかれる「まりもっこり」など、北海道ならではの商品は話題性やネタが先行するケースが多々あります。島健が今回ご紹介する「摩周湖 霧缶」も、そんなネタ商品の1つです。「摩周湖 霧缶」は、"霧の摩周湖"という代名詞があるほど常に立ち込めている摩周湖の霧を缶詰にパッキングしたと謳っている商品です。ただし実際に霧の中に缶をくぐらせているわけではなく、屋内のみで製造しています。つまり、開封しても白い霧がモクモクと缶から漂ってくる可能性はないということです。とはいえ、「摩周湖 霧缶」を買い求める人々も、霧を持って帰りたいというよりは、記念的意味合いや話のタネのジョーク商品として捉えているかと思います。開けずに缶をそのままとっておくのが、「摩周湖 霧缶」の正しい取扱い方なのです。