五島健太の北海道情報|「サビオ」ってなに?

北海道に暮らす人々は、指を切ったりヒザをすりむいたりした時、患部に「サビオ」を貼ります。サビオはいわゆる絆創膏で、正式名称を「サビオA」と言います。もとはスウェーデンの製品ですが、ニチバンが日本でライセンスをとって発売し、後にライオンが権利を獲得して販売していました。全国区で売られていたサビオですが、バンドエイドが流通してからは押され気味となり、現在は製造されていません。しかしなぜか道民は、例えバンドエイドを使っているとしても絆創膏をサビオと呼んでしまいます。島健自身例外ではありません。理由としては、北海道では未だにサビオの在庫があり店頭に並べられていることが多く、見つけた約8割の人が迷わず選んでいるからだと思います。なので、誰かが怪我をすると、別の誰かが「サビオある?」とか「サビオ持ってきて!」などと言う光景が北海道では日常的に繰り広げられているのでした。